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とびひ
とびひ（伝染性膿痂疹）とは？
とびひ、別名「伝染性膿痂疹（でんせんせいのうかしん）」は、小さなお子様から大人まで誰でも感染する可能性のある皮膚の感染症です。皮膚の表面に細菌が入り込み、湿疹やかゆみを伴う水疱やかさぶたができるのが特徴です。東京都江東区のまるやま皮膚科クリニックでは、地域の皆様にとって身近な皮膚科医療を提供しており、とびひについての正しい理解と適切な対応を促進しています。
とびひは、適切な治療が遅れると症状が広がったり、感染拡大のリスクが高まったりします。特に子供たちが通う学校や保育園では感染を防ぐための対策が重要です。皮膚のかゆみや赤みが見られた際には、早めに皮膚科専門医に相談されることをおすすめしています。
とびひの原因
とびひを引き起こすのは、主に黄色ブドウ球菌や化膿性連鎖球菌といった細菌です。これらの菌は、人から人へ直接の接触や共用物品（タオルや衣服）を通じて感染します。特に以下の場合に感染が拡がりやすくなります。
- 皮膚に傷や擦り傷がある場合
- かゆみや水疱がある部分を無意識に掻きむしった場合
- 不衛生な環境や不十分な手洗い・清掃を行っている場合
また、暑く湿気の多い季節は菌の繁殖が活発になりやすいため、予防には環境管理も重要となります。
とびひの症状
とびひの主な症状は、以下の通りです。
- 小さな水ぶくれや湿疹が突然現れる
- 水疱が破裂し、かさぶたや黄色い膿がつく
- 周囲の皮膚に紅い発疹や腫れが広がる
- 強いかゆみや痛みを伴うこともある
- 進行すると、感染部分が広範囲に拡大し、熱感や痛みを伴うことも子供の場合は、特に顔や手足に症状が現れやすく、かゆみを伴うため本人が掻きむしることで二次感染や広がりやすくなります。
| 症状 | 詳細 |
|---|---|
| 水疱 | 小さな水ぶくれや湿疹が突如出現 |
| かさぶた | 水疱が破れて形成される黄色や茶色のかさぶた |
| 赤み | 周囲の皮膚に発赤や腫れが広がる |
| 痛み・かゆみ | 症状に伴う不快感が強くなることも |
とびひはうつるのか？
とびひは非常に感染力の強い皮膚感染症です。そのため、適切な対策を講じないと、家族や周囲の人に感染する可能性があります。感染経路は主に次の通りです。
- 直接の皮膚接触：
- 感染者の患部に触れると感染します。
- 物品の共用：
- タオル、衣服、枕などを共有することで菌が伝染します。
付着した菌のついた皮膚や衣服に触れること
特に子供の間では、遊びや学校生活の中での接触が原因となりやすいです。したがって、感染している場合は早めに皮膚科に相談し、周囲の感染予防策を講じることが重要です。
とびひの予防法・日常のケア
とびひの感染を防ぐには、いくつかの基本的な予防策と日常のケアが効果的です。
予防法
- 手洗いの徹底：
- 石鹸と水を使った丁寧な手洗いを頻繁に行う（特に遊んだ後やトイレの後）
- 患部の清潔保持：
- 感染またはその可能性がある皮膚の部分をきれいに保ち、こまめに洗う
- 共有物品の使用禁止：
- タオルや衣類は個人用に分け、頻繁に洗濯する
- 傷の処置：
- 傷や擦り傷は清潔に保ち、必要に応じて消毒や絆創膏を貼る
- 適切な衣料と寝具の管理：
- 清潔な衣服や寝具を使用し、定期的に洗濯する
- 湿度と換気の管理：
- 室内を適度に乾燥させ、換気を良くして菌の繁殖を防ぐ
日常のケア
- 皮膚の観察：
- 異常な発赤、湿疹、水疱や膿の有無を定期的に確認
- 掻きむしりの防止：
- かゆみが強い場合は適切な保湿や医師に相談し、掻きむしりを避ける
- 肌の乾燥対策：
- 保湿剤を使用して肌のバリア機能を高める
- 早めの受診：
- 症状が見られたら、自己判断せずにすぐに皮膚科医に相談する
東京都江東区のまるやま皮膚科クリニックは、地域の皆さまが安心して暮らせるよう、皮膚のトラブルに迅速に対応しています。とびひの予防や治療についてのご相談もお気軽にお越しください。適切なケアと早期対応が、感染拡大の防止と健康維持の鍵です。